久しぶりなのですが妻がぎっくり腰になりました。
重いものを持ったのではなく大きな軽い箱をひょいっと移動させたそうです。
そのとき、左側のウエスト付近がピキッと痛みが走ってそうです。
30分くらいは痛みも軽かったので動いていたそうですが徐々に辛くなったそうです。
私が帰宅するとソロリソロリ動いておりました 。
仕方ないので治療をする事にしました。
触診すると右腸骨が前方変位 、左腸骨は後方変位。早い話が骨盤のねじれです。
仙腸関節のあそびが無く殿筋が硬くなり腰椎筋も硬い。筋肉の伸縮が阻害されているので
強い痛みが出るのでしょう。妻はうつ伏せになるのも辛そうでした。
治療は腰椎筋、殿筋群から下肢全体を緩めて 仙腸関節を調整して終了。
治療後は安静に寝ることが一番です。
妻は寝ているときは痛みが無いが起き上がろうとすると「すごく痛い」と文句をいいます。
「当たり前のことです」と私は言い返します。妻も知ってはいるのですが痛いので文句を言わず
にはいられないのでしょう 。
硬くなった筋肉は神経、血管が圧迫され血流や神経伝達も阻害されています。
つまり、痛みは鈍くなっているのです。その筋肉を緩めて関節の動きもよくするので
神経伝達も改善されるので一過性ですが痛みは強く感じるのです。
動きづらかった関節も動き出すので周辺の筋肉も伸び縮みし出すのです。
筋肉が柔らかくなると必然的に痛みというものは強く感じるのです。
痛みには症状が改善していく過程で出る痛みと悪化しているときに出る痛みがあります。
良くなっていく痛みは安静にしていると全く痛まず、身体を動かした時に痛みます。
悪い痛みはじっとしていてもズクズクと痛みはあるものです。炎症が広がっていく状態ですね。
静かにしていれば痛くない痛みは炎症はありますが動かさないと少しづつ血流が良くなっている状態です。
我が家では指圧師の妻がぎっくり腰で何日も動けないという事はチョットね


評判にもかかわる事


なので1日に2回~3回の治療をします。
本人は辛いのですがこのほうが治るのは早いのです。
筋肉は徐々に緩めた方が患者さんは楽です。
急だと反動が早く出るので痛みを強く感じます。でも、家内はそのへんも心得ているので治療はしやすいです。
ただ、痛みが無くなってくると、私の言う事は聞かなくなります。「ゴムチューブ運動を毎日しなさい」
と言っても、喉もと過ぎればなんとやらで体調管理を怠ります。私はゴム運動を30年以上続けています。
たまには1日や2日は忘れますがそれでも週5回以上は運動します。
腰痛を予防したいのなら殿筋を緩める事が一番です。妻にはいつも話して聞かせているのですが
馬の耳に念仏なのでしょうか。まじめに運動はしないですね。
妻曰く「我が家には一家に一台、指圧師がいるからいいのよ」



私は自動販売機か







治療を終えて・・・・・・「今度、ぎっくり腰になったら二度と治療はしない。」と心の奥でつぶやく私がおります。
